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Day 2 「生態・進化」

特別講演

16:00 - 16:50

講演者

巌佐 庸
​関西学院大学理工学部生命科学科

「社会系/生態系結合ダイナミックス:生態系管理のために」

生態系管理や生物多様性保全を成功させるには、生態学や進化学的なプロセスの理解に加えて、対象システムへの社会学的・経済学的な影響を考慮する必要がある。本講演では、人間社会の経済的社会的な側面を考慮した対象や扱い方が異なる以下の4つのモデルを紹介したい。
[1] 湖水の水質汚染。
[2] 南モンゴルの遊牧民の採餌地域選択。
[3] 利益配分方策による熱帯林の違法伐採抑制。
[4] 共有資源の管理に関する段階的処罰の意義。

シンポジウム

10:00 - 12:00

「生態・進化理論で挑む生物システムと多様性パターンの理解」

企画者

山口 諒

首都大学東京理工学研究科 / 日本学術振興会特別研究員PD

 生態学・進化学は互いに密接に関わりあう分野であり、その発展にはこれまで多くの理論研究が貢献してきた。本シンポジウムでは、細胞・生物システムレベルの進化から個体群動態、生物多様性まで幅広いトピックに関する最新の理論を取り扱う。それぞれの講演テーマが異なる時空間スケールを扱うことで階層性をなしており、生命科学としての繋がりや背景にある共通の理論的構造の理解をはかりたい。

講演者

古澤 力

理化学研究所生命システム研究センター / 東京大学・生物普遍性研究機構

山道 真人

東京大学総合文化研究科広域システム科学系

山口 諒

首都大学東京理工学研究科 / 日本学術振興会特別研究員PD

大槻 久

総合研究大学院大学先導科学研究科

1. 山口 諒 10:00 - 10:05
首都大学東京理工学研究科 / 日本学術振興会特別研究員PD
趣旨説明

2. 古澤 力 10:05 - 10:35
理化学研究所生命システム研究センター / 東京大学・生物普遍性研究機構
生物システムの記述と制御に向けて:大腸菌進化実験と理論解析

3. 山道 真人 10:35 - 11:05
東京大学総合文化研究科広域システム科学系
個体群動態と形質進化のフィードバック

4. 山口 諒 11:05 - 11:30 
首都大学東京理工学研究科 / 日本学術振興会特別研究員PD
環境適応シナリオの違いと種分化可能性

5. 大槻 久 11:30 - 12:00
総合研究大学院大学先導科学研究科
種間相互作用のある群集と、その中立性からのずれ

一般講演

13:30 - 16:00

座長:山口 諒(首都大学東京理工学研究科 / 日本学術振興会特別研究員PD)

難波 利幸 / Toshiyuki Namba 13:30 – 13:50 (20分)

大阪府立大学大学院理学系研究科 / Graduate School of Science, Osaka Prefecture University

直接効果と間接効果の相乗作用が生物群集の多様性に及ぼす役割 / Roles of Interplay between Direct and Indirect Effects on Diversity of Ecological Communities

 

岡田 勇 / Isamu Okada 13:50 – 14:10 (20分)

創価大学経営学部 / Faculty of Business Administration, Soka University

間接互恵による協力の進化において公的評価と私的評価の違いが系の挙動に与える影響 / Analytical comparison of public assessment and private assessment on indirect reciprocity in the evolution of cooperation

 

陰山 真矢 / Maya Kageyama 14:10 – 14:30 (20分)

関西学院大学大学院理工学研究科 / Graduate School of Science and Technology, Kwansei Gakuin University

恒常性自己調節モデルに対するパターン形成 / Pattern Formation for Self-Regulating Homeostasis Model

 

休憩 14:30 - 14:40 (10分)

 

大場 拓慈 / Takuji Oba 14:40 – 15:00 (20分)

京都大学大学院情報学研究科 / Graduate School of Informatics, Kyoto University

捕食者飽和型のfunctional responseの誤使用を防ぐ / How to avoid misusing Holling's type-II functional response in realistic food-web models

 

切江 志龍 / Shiryu Kirie 15:00 – 15:20 (20分)

東京大学大学院農学生命科学研究科 / Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo

理論形態的アプローチによる花の三次元形態定量化手法の提案 / Theoretical Morphological approach for three-dimensional measure of floral morphology

 

加藤 颯人 / Hayato Kato 15:20 – 15:35 (15分)

北海道大学大学院環境科学院 / Graduate School of Environmental Science, Hokkaido University

ベイツ型擬態の共存機構とその意義 / The coexistence mechanism and its significance on Batesian mimicry

 

金 雅真 / Ajin Kim 15:35 – 15:50 (15分)

九州大学理学部生物学科 / Department of Biology, Faculty of Science, Kyushu University

virtual ecosystem.eduの実装 / Implementation of virtual ecosystem

 

休憩 15:50 - 16:00 (10分)

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