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Overview

開催にあたって

 京都大学数理解析研究所(RIMS)で毎年開催されている「生物数学の理論とその応用」ですが、今回で15回目を迎えます。今年は、"次世代の数理科学への展開"と題して私が研究集会の代表者を努める事になりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 実はこの研究集会は15年前に大阪府立大学工学部で原惟行教授率いる数理解析の研究室に私が4年生で配属されて研究生活を始めた年に、当時静岡大学に在籍されていた竹内康博教授が設立した研究集会であり、非常に思い入れがあります。あの頃は15年後、自分がこの研究集会の代表者をしているとは微塵も思っていませんでした。15年という月日が過ぎ去るのはとても早いと実感しております。

 記念すべき15回目の研究集会では「感染症・がん」「生態・進化」「細胞・免疫・遺伝子」「発生・パターン」「数理・数値解析」と曜日毎にテーマを設け、午前中にはシンポジウム、午後には一般講演に加えて特別講演を実施する、というスケジュールにしております。月曜日から金曜日の5日間という長丁場ですが全日程参加する、あるいは、興味のあるテーマの曜日に絞って参加する、というように忙しい皆様でも気軽に参加できるように工夫しております。特に、2018年度の日本数理生物学会は、米国数理生物学会との共催でありシドニーで開催されます。学部学生や大学院生にとっては「生物数学の理論とその応用」が国内での数理生物学会の代わりになると思います。奮ってご参加頂ければと思っております。

 9月はまだまだ残暑が厳しい時期だと思いますが、教育、歴史、文化の中心地である京都で皆様にお会いできます事楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

第15回生物数学の理論とその応用ー次世代の数理科学への展開ー

代表者:岩見 真吾

九州大学大学院理学研究院生物科学部門 / 数理生物学研究室

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